子どもの初めての熱性けいれん、親が予習しておくことで守れる命がある!

子育て

4月に保育園に通い始めてから
息子君は、微熱と咳と鼻水をエンドレスで
ずっとこじらせていました

主に咳がひどく
かかりつけの小児科に行っても
「保育園通いだったらしょうがないね・・・
新しい菌を取り入れて、
その菌をやっつけては
違う菌を取り入れるので
しばらくはこのループが続くでしょう」
とのことでした。

かれこれ二か月間、
ずっと咳ゲホゲホ、鼻水ジュルジュル、たまに微熱・・・
こうやって人間は大きくなっていく・・・
息子君、今は辛い時期だけど、
一緒に頑張ろう・・・という感じです😭

この記事では、

    1. 熱性けいれんが起こるまでの息子の体調
    2. けいれん時、どんな様子だったか
    3. けいれん後の経過

を記載していきたいと思います。

1. 熱性けいれんが起こるまでの息子の体調

けいれんが起こるまでのタイムスケジュールを
詳細に書きたいと思います🌟

水曜:微熱で保育園からお迎え依頼の電話があり。
その日は特に変わった様子もなく過ごす

木曜:登園前に微熱だったのでお休みすることに。
その日も特に変わった様子もなく過ごす。
微熱がありながらも、おもちゃで遊んだり動き回ったりして元気に過ごす

金曜:熱も下がり、1日保育園を乗り切りる。

土曜:37~38度くらいのお熱
熱はあるものの、比較的元気には見えるが、
いつものような「みなぎるエナジー!!」感はない。

日曜:38~39度のお熱
一日ぐったりしていて、一日中横になっている。
食欲はいつもの6割くらい。
いつもは立って歩いているのに体に力が入らないのか
うまく立てない様子。足がぐにゃぐにゃしている。

本当に元気がないと、泣く力もなくなるのだなと感じる。
逆に言うと、泣いているうちは元気な証拠だと思うほど
ずっと寝ていてた。

月曜:40度のお熱
明らかに元気がない
グズグズしていて、機嫌もよくない。
食欲もないし、水分もいつもより取れていない。
かかりつけの病院に行きたかったが
予約がいっぱいで受付出来ないと断られる。

高熱が続き、グッタリしていて、とても苦しそうでした。

私も主人も小さい頃に、
熱性けいれんを経験していたので
「息子君も、もしかしたら…」と
覚悟はしていました

2. けいれん時、どんな様子だったか

そしてその日の夜22時半。
息子君は先に寝室で寝かせて
私は別の部屋に居ました。

いきなり、「わあああ!!!」と普段聞かないような
鬼気迫る泣き方をしました。

泣いたのは「わあああ!!!」のひと声だけ。

でも、そのひと声の泣き方だけで
「ただ事ではない何かが起こっている」と
察知できるほどの泣き方でした

うちは、息子君の部屋に「見守りカメラ」を設置していて
リアルタイムで息子君の状況がスマホで見られます。

「熱性けいれんか?」と思って見てみたら
足がピクピクしているのが見えたのです。

いよいよきたかと、部屋に飛んでいき
息子君を見ると、けいれんしており、

目がうつろになっていて
魂が抜けかけ、気を失っているかのようでした。

でも、私は熱性けいれん時の幼児の様子を
複数のYouTube動画で見たことがありました。

それらの動画を見ておく(予習しておく)ことで

熱性けいれんが起こった際の対処法を頭に入れておくことが出来る。

実際の熱性けいれんにかかった子供のリアルな姿を見ることで
実際起きた際に、親側が冷静に落ち着いて対処できる。

というメリットがあると思います。

ザックリ、私が覚えておこうと思ったのはこの三点です
(うろ覚えなので詳細間違っていたらごめんなさい)

———————-

①嘔吐したら、子供を横向きにする。
(嘔吐物による窒息を防ぐため)

②意識を失いかけているからと言って
名前を呼んだり、声をかけたり、体をゆすったり、たたいたりしない。
(刺激を与えない方がいいとのこと)

③スマホの動画などでけいれんの様子を撮影する
「何分けいれんが起こっていたか」は、とても重要らしい。
けいれん時の様子などお医者さんに詳細伝えるのは
なかなかあの状況下では厳しいので
動画を見せるだけで済むのはこちらもありがたいし、
お医者さん側としても、助かるとのこと。


—————————

YouTubeで、けいれんの予習をしていたことで、
親が感じるであろう「怖い」という感情の
「耐性」というか「免疫」が出来ていたので、
冷静に対処できた方だと思います。

最初に、YouTubeで実際のけいれんを見た時は
ただただ、恐怖を感じました。

見ず知らずのお子さんでしたが、
直視できないほど痛々しいというか
苦しいだろうな、つらいだろうな、と思うと同時に
その動画を撮影しているご両親が
どんなに不安だったろうと想像すると
胸が痛くて、とてもとても直視できるような
動画ではありませんでした。

でも、これを見ておけば、
いざ自分の大切な子供が熱けいれんにおかされた時に
正しい処置ができ、万が一の事態に備えられます。

万が一に備えていたこともあって、
実際息子にけいれんが起こった際は
「あ、この表情とか体の様子がYouTubeと全く同じだ」と
考える少しの余裕がありました

「少しの余裕があった」と言っても、
背中から変な汗が噴き出してましたし、
呼吸するのを忘れるくらい必死だったので
酸欠で一瞬クラっとしたり、
手が震えたり、声が震えたりしていました。

予習をしていても、
「けいれんの怖さ」は「この威力」なので

ぜひ皆さんには、けいれんのYouTubeを
前もって最後まで(できれば数回)見て、
備えてほしいなと思いました

私が一番勉強になったなと感じる動画を
アップしておきます。
良かったら見てみてください。

—————-


—————-

話を元に戻して
けいれんしている息子にすぐさま駆け寄り、
体を横向きにしました。

そして私は、スマホで動画撮影を開始し、
夫に救急車連絡を依頼。

「熱性けいれんが起こったら救急車を呼ぶ」と
前もって夫婦で決めていたこともあり、
躊躇なく、救急車を要請できました

けいれん時は、
うちの息子の場合、
完璧に白目をむいていたわけではありませんが
それに近いものを感じました。

目は開いてるけど、気を失っているような目。

体全体と顔がけいれんしていて
頬と目が自分の意志で動かしていないのに
ビクビクと動いているように見えました。

けいれんから2分半ほどで
よだれが流れ出てきました。

息子君の場合、夜ご飯の際
食欲がほぼなく、ほぼ飲み物(ミルクや水)しか
摂取していなかったので
固形の嘔吐はありませんでした。

動画撮影からちょうど5分10秒経過後、
ビクンビクンしていた体が止まり
よだれも止まりました。

その後はぐったりしていて意識朦朧という感じでしたが、
目は、意識のある目というか
魂がここにあるという目に変化していました。

息子君の場合、けいれんが終わっても
四肢の緊張というか、こわばりは続いていて
四肢が全部ピンと真っすぐに突っ張っていて
大人の力でも曲げられないほどでした。

救急車要請から約10分ほどで
救急隊員の方が到着。

救急隊の方が様子を見て
「お母さんが抱っこして救急車まで連れてきてください」
との指示。

今回は、初めてのけいれんということもあり
私一人では不安もあったので
夫婦そろって救急車に乗り込みました

救急車の中でいろいろ聞かれ、
(持病はあるか、アレルギーはあるか、
コロナにかかったことがあるか、
けいれん時の様子はどうだったか、
何分けいれんしていたか(←動画を見せました)
熱はいつから出ていたか、
保育園で流行ってる風邪はあるかなど・・・)
20分程救急車の中でヒヤリングしてから
受け入れ先の病院に、救急隊員の方が連絡。

ヒヤリングした内容を受入要請先の病院に伝え、
受け入れてもらえるか確認していました。

幸い、1件目の病院で
受け入れてくれることになり、
家を出発してから5分ほどで病院に到着。

救急車の後ろのドアが開き
「やっと病院で処置してもらえる」と思ったら
息子君がコロナではないかを検査するとのことで
鼻の穴に綿棒を入れて検査に15分程。

コロナは陰性で、やっと病院に入れました。

医師から再度、
「けいれんしていた時間」や
「けいれん時の様子」を聞かれたので
動画を見せました

けいれん時、どういった状況だったかを
口で正確に伝えるのは結構難しいと思うので
やはり動画で撮影しておいてよかったなと思いました。

点滴を打ち、採血検査することになりました。
採血検査の結果は
40分ほどかかるとのことでしたが・・・

実際は1時間20分ほど待たされて
めちゃくちゃ長く感じました。

息子君はぐったり元気のない様子だったので
ある意味助かったという感じでしたが・・・😅

それから、けいれん止めの坐薬を
看護師さんにレクチャーしてもらいながら
私がやってみました。

この坐薬は「興奮作用や眠気」が出るとのことで
息子君は帰宅後、
奇声を上げたり、少々短気というか、
気性が荒々しくなったような感じがして、
若干人格が変わったような振る舞いがみられました。

でも時間が経つと
それらの興奮作用はなくなりました。

3. けいれん後の経過

病院から帰宅後は
息子君も疲れたようで
割とすぐに眠りました。

次の日の朝は、37.5ほどの微熱が続き、
本人もあまり本調子ではないようで、
親が側にいないとずっと泣いている状態でした。

食欲もそんなになく、通常の6割程度。

また、通常時よりも
目がうつろになっていることが気になったので、
もう一度同じ病院を受診しました。

病院の待合室では
息子君は、ずーーっとグズグズ泣いていて
息子君も体がつらいのだろうけど、
こちらも地獄でした・・・

抱っこしても泣いてるし、
座らせても泣くし、
じゃあタッチするかと靴を履かせて床に置くと
床に顔をつけて寝転がりながら泣いてるし・・・

具合悪くてイライラして
あんなふうになっているのだろうと思いました。

ある意味、親の方も体力がないと
子どもの風邪や病気は
付き合いきれないなと感じました。

皆さんも、自分の体は日々しっかりメンテナンスして
無理しないように、大切にしてください・・・

話を戻して、
「目がうつろ」なのは、
坐薬の「眠くなる成分」が
影響しているのではないかとのことでした。

その次の日(けいれんから2日後)は
またお熱が38.5に。。。
しぶといヘビーな菌です・・・

その日も元気がなく、ずっと泣いていました。
抱っこしてても&一緒に居ても泣いている・・・

泣き声を聞いてるだけで、
疲れました。

食欲も、引き続きそんなになく、
通常の6割程度。

そして、けいれんから3日後。

朝イチでお熱を測ると38.1・・・

でも、朝食をとると少し熱も下がったようで
自分で歩いて、おもちゃで遊ぶほどに急回復。

久しぶりに、一人で立って歩いているところを見ました。
(今までは自分で立つ元気もなかったようです)

夕方には、やっとお熱も下がり、
普段に近い元気な息子君が帰ってきました。

以上が
息子君の初めての熱性けいれんで起こったことです

具合が良くない状況になってから、
1週間ほど経っていました。

微熱でも、無理に保育園に通わせていたから
こんなに長引いてしまったのかな・・・とか考えます。

今は、有休消化中だったからよかったものの、
仕事をしている状況で
1週間も仕事に穴をあけてしまったら
精神的にも参ってしまうなと感じました・・・

以上が私の体験記です。
参考になればと思います。

※この記事は、
医師でも看護師でもない素人の記事です。
あくまで、私の実体験を記したものであって
必ずしも正しい情報とは言い切れないので
参考程度になさってください。

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